FOOMA 2日目のサンプル

今日は昨日に比べてストリンガーの使い方が大分わかってきたのか少し上手に線描きができるようになってきました。
卓上型エンローバーもそうですが、このストリンガーの攻撃的な価格設定にびっくりする方が多かったように思います。
今後もなんとか安い価格設定を維持できるように頑張りたいですね。

本日のサンプル

チョコレートのサンプルです。今回初めて出品したチョコレートのストリンガーは環境的には難しいです。冷たい空気がどこともなく流れ込んでくるのでノズルあたりがすぐに詰まったりと結構大変ですね。

それにしても野菜・果物カッターはいつでもどんな環境でも安定した品質でいいですね。

今回は新しい7、8号館でどうかなと思っていましたが、結構いい場所ですね。
会場の外と中がシームレスに繋がっていてこれまでの館とは少し雰囲気が違いますね。

いよいよFOOMA2017が始まります。

今年もいよいよ日本最大級の展示会FOOMA2017が始まります。なんとかストリンガーのプロトタイプを出展できます。

何と言っても今回の目玉はチョコレートストリンガーです。すでに本体をご購入頂いているお客様はこのストリンガーオプションを取り付けるだけで、すぐにご使用いただけます。

販売製品ではないのですが、8月発売に向けてキャンペーンを実施します。気になるオプション31万5千円(税別)の販売製品価格ですが、キャンペーン中は26万円(税別)となります。

エンローバー本体とストリンガーオプションをご購入の場合、90万円+31万5千円=121万5千円(税別)ですが、キャンペーン中は116万円となります。

この他、エンローバー機能を省いたエンローバー本体をとストリンガーオプションを合わせてストリンガー専用機としてもご購入いただけます。この場合は90万円(税別)にて販売致します。

これまでストリンガーのご購入に踏み切れなかった方もお手軽な価格での購入をご検討いただけるのではないでしょうか。

8月の発売時にはエンローバー本体をお持ちで無くても、すでにお持ちのコンベアにてストリンガーがご使用いただけるのでは様に100vコンセントに接続して動作できるストリンガー単体での販売も予定しています。

プロトタイプでは電気の線などが沢山露出していますが、販売製品製品版は本体へ接続するための線は1本となり、エンローバー本体のオプションポートへコネクタを接続するだけで動作します。
また、チョコレートタンクはプロトタイプでは本体の上部に設置されていますが、製品版ではストリンガー本体の近くに配置し更にすっきりとしたデザインになる予定です。

是非展示会アゼット株式会社ブースへお立ち寄りください。

ストリンガーテスト動画公開

先日行った卓上型チョコレートストリンガーのテストの時撮影した動画が展示会前に公開されました。


まだ、プロトタイプなのですが、動作などは製品版と同じです。 ストリンガーで設定するパラメーターは少ないのですが、高さ、速度、振幅の3要素に加えてチョコレートの粘度が加わりなかなか”一発で綺麗に”は難しいですね。 なかなか奥が深いです。

ストリンガー・テストサンプル写真

展示会で発表するストリンガー、本日のテストも無事終了しました。
最終調整に入っています。
テストした時のサンプル写真です。

思いの外、いろいろな線が描けました。
設定できるものは単純で、振幅速度、振幅量、コンベアの移動速度、ノズルの高さ、チョコレートの排出量、排出口の大きさですが、結構奥が深いです。
以前に製作していたストリンガーは機械式(カム式)で動作していたので、振幅量は固定で、速度的にも自由がききにくかったのですが、今回電子化したので、速度設定も幅が広くて面白いと思います。
速度や振幅は数字で設定出来るのでテスト後、同じラインの再現性がより高くなって使いやすくなっています。
いよいよ最終調整段階です。楽しみにしていて下さい。

卓上型エンローバー用ストリンガー

現在も開発が進められている卓上型エンローバー用のストリンガーユニット。
製品化終盤に差し掛かってきました。
コンセプトはできるだけシンプルな外観で設置が簡単なものです。
もちろんリーズナブルな価格での販売も目標の1つです。

前回はエンローバーのチョコレートをポンプでくみ上げる装置を取り付けて動作させていた為、コスト的にも不利でした。溢れたチョコレートを使えるので便利でしたが、取り付けも少し難しい部分もありました。

今回、チョコレートポンプはとても小さなものへと変更し、チョコレートタンクを小型で別付のものを用意しました。
それによってコストを大幅に削減してリーズナブルな価格で販売できそうです。

新しいところはタッチ画面による操作で
1)ストリンガーの振幅を変更できる。
2)振幅速度の変更ができる。
3)簡易ポンプのモーター速度などを調節できる。

長時間テストを行い、動作の安定性を確認しました。
仮のボディでのテストは終えたのでいよいよチョコレートを入れてのテストが開始されます。
写真はもうすぐ掲載できると思います。

 

次世代のE120に向けて

現在もまだまだE120の研究は続いています。
写真は昨年製作した試作のタッチパネルのものですが、「わかりやすい」「使いやすい」「シンプル」がテーマでなかなか難しいですね。まだまだ製品化までの道のりは遠そうです。

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ちなみにケトルのタッチパネルも試作中です。
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インターパック5

ホールナッツフィーダーです。
バキューム装置でナッツを持ち上げてバキュームでモールドへ正確に充填します。
非常に高い確率で供給できます。
ブースではロボット型デコレーター”ARTIST”やナッツフィーダー、ワンショット充填機などを使用してデモンストレーションが行われていました。

デコレーターのサンプルでヨーロッパではポピュラーな人形型のチョコレート製品への絵付けなどもありました。

 

インターパック4

新しいワンショット充填機の三色充填機。
シェル側3色にセンター1色もしくはシェル側を1色にセンター3色の充填が可能になりました。ソフトウェア、システムはこれまでのワンショットとは全く別物となっています。


現在はUDM111のみですが、順次大型機に適応予定です。

インターパック3

AWEMAブースでは新しい発表が沢山ありました。
新しいデモールド装置、新しいナッツ供給機、新しい3色充填機です。
まず、新しいデモールド装置の説明をします。
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○ヨーロッパでは既にメジャーなバキューム式です。
○合わせモールドまたはシングルモールドのどちらにも適応します。
○バキュームデモールド装置のコンベアにてトレー、ブリスターなどのチョコレートを排出します。その後チョコレートがモールドに残っていないかをチェックします。
デモールドしきれなかったものは自動的に排出され、新しいモールドが投入されます。
私が思うに、ポイントとしては最近流行のブリスターモールド(ソフトモールド)のデモールドも可能なところと思います。

操作はタッチパネルでグラフィカルなインターフェースでとてもわかりやすいものとなっています。

インターパック2

IMG_4967インターパック2日目です。
AWEMA社ブースからです。様々なサンプルを展示されていて、さらに実演も行なっていました。新しく4色充填の充填機が発表されました。これまでの4色充填と異なり、センターに2色丸い形でシェル側にも2色の充填が可能になりました。
新しい機構により非常に綺麗な充填が可能になりました。

実演しても変わらぬ正確な充填は世界中の人たちが驚きを隠せないようでした。
明日は新しいデモールド装置をご紹介いたします。

ケトルACKシリーズ

実は卓上型チョコレート溶解ケトルACKシリーズも2013年頃から開発されていました。
2014年に初めてプロトタイプを展示会に出展していました。最初のモデルはモーターをケトル上部に搭載したモデルでした。”いかに掃除をシンプルに出来るか”がテーマでした。
上部にモーターを搭載すると、どうしてもモーターが邪魔になりチョコレートの投入が難しくなり、掃除の時も羽根を取り出すのに少し手間が掛かっていました。
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2015年6月の展示会で初めてチョコレート充填機のプロトタイプを出展しましたが、このプロトタイプはチョコレートのケトル機能を併せ持った機械でした。
この機種の開発時にモーターを側面に搭載し、タンク上部をまるまる使えるという機構を採用しました。
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この技術を応用して2015年10月頃には現在とほぼ同じ形のケトルが完成しました。

2016年4月の展示会では更にこれをタッチパネル化し、羽根の反転タイマーや速度調節が見える形で進化したものを出展しました。
2棟式のケトル等のバリエーションも増え、現在に至ります。
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現在も更に使いやすさを追求した卓上型チョコレート溶解ケトルを研究し続けています。

E120の歩み

「E120の歩み」というと随分と堅苦しい雰囲気ですが、展示会にE120を初めて出展した2014年2月のホテルレストランショーから2017年4月現在までの変化を写真で並べてみました。
違いがわかるでしょうか?
実は一番最初”E90”だったんです。そう、コンベア巾が90㎜で今よりも更にコンパクトだったんです。
しかし、オーストラリアの方に「オーストラリアでは一番ちっさいクッキーでも100㎜はあるから、100㎜以上のコンベアじゃないと売れないなぁ」と指摘を受けてコンベア巾120㎜のE120になったのでした。
また、チョコレートの滝を作る”流し箱”も現在のものと形が違い、流せる製品の高さが30㎜ほどだったのです。もうクッキーしか流せない感じでした。
2014年の2月時点ではまだアルミ素材にアルマイト処理もされていませんでした。下写真の下3枚にある紙送りコンベアのプロトタイプです。現モデルとは少し形が違います。


上写真は幻となった”E90”です。下写真は現在のモデル原型となったE120と紙送りコンベアです。

2014年7月から販売開始となりました。この頃にはアルミ素材はアルマイト処理を施したものとなり、製品としてかなり安定しました。
また、クーリングトンネルのプロトタイプも6月の展示会に出展していました。

上写真2枚見比べるとトップヒーターの形も少し違います。左側は販売前のプロトタイプで右側は販売開始時の製品版です。

2015年2月は赤色のカラーバリエーションや更に改良を加えたクーリングトンネルのプロトタイプも出展していました。

同年6月の展示会では現在に近い形のクーリングトンネルのプロトタイプが出展されました。

2016年2月には製品にさらなる安定動作を求め振動部、テールカット部がギア式機構に変更されました。同年6月にはカバーがオプションで販売スタートとなりました。クーリングトンネルも完成していたのですが、出荷が続きデモ機が展示会に間に合わず出展は見送られました。下写真の上3枚は試作カバーでアルミ製フレームです。下2枚は現在販売しているカバーでステンレス製です。

上写真のE120に装着されているカバーはアルミ製ですが、下写真は現在も販売中のステンレス製です。

2017年2月、E120は振動部とテールカット部がプーリー機構の採用で自由にON/OFF、振動量変化が行えるように改良され、名前も新たに「Mark2」とマイナーバージョンアップされました。
また、販売している製品と同じプロトタイプではないクーリングトンネルが出展出来るようになりました。

どうでしょうか、小さいながら様々な改良がされ日々進化しています。

新型オートテンパー

今回出展している機械に新型のオートテンパーがありますが、意外に便利な機能が搭載されています。


テンパリング前、中、終了後の温度をグラフで表示する事ができます。


これによって使うチョコレートの性質を自身で確認できるようになり、とても便利です。