BRUNNERブースでさりげない一品を見つけた

遅ればせながらインターパックのBRUNNERブースでさりげなさ過ぎて見過ごすところだった、さりげなく便利な一品です。
BRUNNER社の工業用粉砕機を使っているとわかるのですが、アーモンドなどを粉にしていると、とにかく静電気が凄くて怖いくらいです。
ブースをじっくりと眺めていたらさりげなくIR250の排出部に何か装置が付いているではないですか。 尋ねて見ると正解は静電気除去装置でした。

結構言われる事が多いんでしょうね「静電気が怖いし何とかならないの?」って。

それにしても、よくよく目を凝らさないとなんとなく通り過ぎてしまうようなオプションの発見でした。

いよいよFOOMA2017 最終日

いつも思うのですが、展示会の初日はこれから4日間か〜と思うのですが、3日目が終わると一瞬で4日間が過ぎ去ると感じてしまいます。
出来る事を十分にできたかなぁなどと考えてしまいます。
ご来訪の方々のご意見などを今後の開発にも活かしていきたいと思います。
最終日頑張ります。

FOOMA 2日目のサンプル

今日は昨日に比べてストリンガーの使い方が大分わかってきたのか少し上手に線描きができるようになってきました。
卓上型エンローバーもそうですが、このストリンガーの攻撃的な価格設定にびっくりする方が多かったように思います。
今後もなんとか安い価格設定を維持できるように頑張りたいですね。

FOOMA2017 2日目 カッターカットサンプル作成の様子です。

場所が良かったのか昨日は大変ご来訪のお客様がいつになく多かったです。 アゼットブースは丁度7号館入口から直ぐだったこともあり、いつもなら「結構探したよ」って言われることが多かったのですが、今回は「入口から見えてたよ」と言われた位です。 今回少し残念だったのは場所は良かったのですが、思ったよりも気温が低かったこともあり、冷気が結構ブースを直撃したことからあまり冷気対策をしていなかったストリンガーが影響を多分に受けてノズルやホースが固まってしまうことが多かったです。 テレビの取材の人がせっかく来てくれたのですが、まだ、ストリンガーが製品版ではなく、そして不安定な部分もあったので断らざる得なかったことが悔やまれます。

ところで今回は普段あまり見ることがない高機能野菜・果物カッターでカットサンプルを作っている様子をビデオで撮ってみました。

 

本日のサンプル

チョコレートのサンプルです。今回初めて出品したチョコレートのストリンガーは環境的には難しいです。冷たい空気がどこともなく流れ込んでくるのでノズルあたりがすぐに詰まったりと結構大変ですね。

それにしても野菜・果物カッターはいつでもどんな環境でも安定した品質でいいですね。

今回は新しい7、8号館でどうかなと思っていましたが、結構いい場所ですね。
会場の外と中がシームレスに繋がっていてこれまでの館とは少し雰囲気が違いますね。

ブース風景

ブース風景です。
今回は卓上型エンローバーにもクーリングトンネルにも展示会用に専用台を作ったので比較的すっきりとした印象のはずでしたが、机が思ったよりも多くあった為、思うほど・・・でした。


沢山の来訪があるといいですね。

いよいよFOOMA2017が始まります。

今年もいよいよ日本最大級の展示会FOOMA2017が始まります。なんとかストリンガーのプロトタイプを出展できます。

何と言っても今回の目玉はチョコレートストリンガーです。すでに本体をご購入頂いているお客様はこのストリンガーオプションを取り付けるだけで、すぐにご使用いただけます。

販売製品ではないのですが、8月発売に向けてキャンペーンを実施します。気になるオプション31万5千円(税別)の販売製品価格ですが、キャンペーン中は26万円(税別)となります。

エンローバー本体とストリンガーオプションをご購入の場合、90万円+31万5千円=121万5千円(税別)ですが、キャンペーン中は116万円となります。

この他、エンローバー機能を省いたエンローバー本体をとストリンガーオプションを合わせてストリンガー専用機としてもご購入いただけます。この場合は90万円(税別)にて販売致します。

これまでストリンガーのご購入に踏み切れなかった方もお手軽な価格での購入をご検討いただけるのではないでしょうか。

8月の発売時にはエンローバー本体をお持ちで無くても、すでにお持ちのコンベアにてストリンガーがご使用いただけるのでは様に100vコンセントに接続して動作できるストリンガー単体での販売も予定しています。

プロトタイプでは電気の線などが沢山露出していますが、販売製品製品版は本体へ接続するための線は1本となり、エンローバー本体のオプションポートへコネクタを接続するだけで動作します。
また、チョコレートタンクはプロトタイプでは本体の上部に設置されていますが、製品版ではストリンガー本体の近くに配置し更にすっきりとしたデザインになる予定です。

是非展示会アゼット株式会社ブースへお立ち寄りください。

ストリンガーテスト動画公開

先日行った卓上型チョコレートストリンガーのテストの時撮影した動画が展示会前に公開されました。


まだ、プロトタイプなのですが、動作などは製品版と同じです。 ストリンガーで設定するパラメーターは少ないのですが、高さ、速度、振幅の3要素に加えてチョコレートの粘度が加わりなかなか”一発で綺麗に”は難しいですね。 なかなか奥が深いです。

ストリンガー・テストサンプル写真

展示会で発表するストリンガー、本日のテストも無事終了しました。
最終調整に入っています。
テストした時のサンプル写真です。

思いの外、いろいろな線が描けました。
設定できるものは単純で、振幅速度、振幅量、コンベアの移動速度、ノズルの高さ、チョコレートの排出量、排出口の大きさですが、結構奥が深いです。
以前に製作していたストリンガーは機械式(カム式)で動作していたので、振幅量は固定で、速度的にも自由がききにくかったのですが、今回電子化したので、速度設定も幅が広くて面白いと思います。
速度や振幅は数字で設定出来るのでテスト後、同じラインの再現性がより高くなって使いやすくなっています。
いよいよ最終調整段階です。楽しみにしていて下さい。

卓上型エンローバー用ストリンガー

現在も開発が進められている卓上型エンローバー用のストリンガーユニット。
製品化終盤に差し掛かってきました。
コンセプトはできるだけシンプルな外観で設置が簡単なものです。
もちろんリーズナブルな価格での販売も目標の1つです。

前回はエンローバーのチョコレートをポンプでくみ上げる装置を取り付けて動作させていた為、コスト的にも不利でした。溢れたチョコレートを使えるので便利でしたが、取り付けも少し難しい部分もありました。

今回、チョコレートポンプはとても小さなものへと変更し、チョコレートタンクを小型で別付のものを用意しました。
それによってコストを大幅に削減してリーズナブルな価格で販売できそうです。

新しいところはタッチ画面による操作で
1)ストリンガーの振幅を変更できる。
2)振幅速度の変更ができる。
3)簡易ポンプのモーター速度などを調節できる。

長時間テストを行い、動作の安定性を確認しました。
仮のボディでのテストは終えたのでいよいよチョコレートを入れてのテストが開始されます。
写真はもうすぐ掲載できると思います。

 

面白い変わったカットしてみました。

BRUNNER社の野菜・果物カッターで日本ではあまりみることのない変わった切り方の刃があります。パスタカットと呼ばれるような切り方です。
特に「試して」とかリクエストされたことがないので、敢えてカットテストしてみました。

刃の構成は通常の刃と違います。
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小さな千切り用のような刃と刃を固定するプレート、パスタカットを実現する魔法のような治具。
早速取り付けてみました。
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幅の一番広いものを取り付けてみましたよ。
早速試してみます。

なんとっ! 下の写真は以前からあったトルネードの様なカット写真です。
今回のとは関係ないです。
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さて、本番。中位の太さの刃で挑戦。これは人参で試します。

やはり千切りっぽいけど。。。って長くね!
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図に乗ってジャガイモでも試します。

うわぁ。さっきの人参もそうでしたが、長いんです。
全然とぎれることなく長いですよ。
パスタカットと云われている訳ですよ。
感想としてはパスタというよりソバに近い気がしますね。
パスタサラダにさりげなく野菜を盛り込んだり、ソバなんかに野菜の麺を仕込んだりするのは面白そうです。夢広がるなぁ。
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今回は珍しいパスタカットでした。

自社加工

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自社製品は基本的に自社にて設計・製作・加工を行います。
フライス盤、旋盤加工共にCNCによる切削加工を経ています。
コストダウンを計る事も大切ながら、自社加工により納期の短縮、何かあったときの急な仕様変更にも対応出来るような体制になっています。

下ビデオは加工の様子です。

次世代のE120に向けて

現在もまだまだE120の研究は続いています。
写真は昨年製作した試作のタッチパネルのものですが、「わかりやすい」「使いやすい」「シンプル」がテーマでなかなか難しいですね。まだまだ製品化までの道のりは遠そうです。

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ちなみにケトルのタッチパネルも試作中です。
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インターパック6

BRUNNER社の新しいドライフルーツほぐし機についてです。
以前はFAM11という機種でしたが、新しく発表されたのはFAM15です。
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これまでも好評だったFAM11ですが、新しい機種では以前しんどかった重いドライフルーツの投入がさらに簡単になりました。

より堅牢になり、簡単に使いやすくなっていました。新しく投入機構は好評なようです。販売はもう少し先になりそうですが楽しみですね。

インターパック5

ホールナッツフィーダーです。
バキューム装置でナッツを持ち上げてバキュームでモールドへ正確に充填します。
非常に高い確率で供給できます。
ブースではロボット型デコレーター”ARTIST”やナッツフィーダー、ワンショット充填機などを使用してデモンストレーションが行われていました。

デコレーターのサンプルでヨーロッパではポピュラーな人形型のチョコレート製品への絵付けなどもありました。

 

小休憩 デュッセルドルフ散策

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合間にデュッセルドルフの町中を散策してみました。
日本とはまた違う綺麗な町ですよ。建物がとても大きくて何となく壁も分厚い雰囲気で何か古いような新しいような不思議な感じを受けました。

サンプルの見せ方なんかも上手ですよね。
よくみると電信柱がないのが外観をよくしているポイントでしょうか。。。
なんだか広々として、歩く人の雰囲気をみていると、
やっぱり道そのものが広いですね。歩行者用の道路が広いですよ。
有名なお店ハイネマンにも行って、チョコレートを沢山買っちゃいました。

インターパック4

新しいワンショット充填機の三色充填機。
シェル側3色にセンター1色もしくはシェル側を1色にセンター3色の充填が可能になりました。ソフトウェア、システムはこれまでのワンショットとは全く別物となっています。


現在はUDM111のみですが、順次大型機に適応予定です。

インターパック3

AWEMAブースでは新しい発表が沢山ありました。
新しいデモールド装置、新しいナッツ供給機、新しい3色充填機です。
まず、新しいデモールド装置の説明をします。
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○ヨーロッパでは既にメジャーなバキューム式です。
○合わせモールドまたはシングルモールドのどちらにも適応します。
○バキュームデモールド装置のコンベアにてトレー、ブリスターなどのチョコレートを排出します。その後チョコレートがモールドに残っていないかをチェックします。
デモールドしきれなかったものは自動的に排出され、新しいモールドが投入されます。
私が思うに、ポイントとしては最近流行のブリスターモールド(ソフトモールド)のデモールドも可能なところと思います。

操作はタッチパネルでグラフィカルなインターフェースでとてもわかりやすいものとなっています。

インターパック2

IMG_4967インターパック2日目です。
AWEMA社ブースからです。様々なサンプルを展示されていて、さらに実演も行なっていました。新しく4色充填の充填機が発表されました。これまでの4色充填と異なり、センターに2色丸い形でシェル側にも2色の充填が可能になりました。
新しい機構により非常に綺麗な充填が可能になりました。

実演しても変わらぬ正確な充填は世界中の人たちが驚きを隠せないようでした。
明日は新しいデモールド装置をご紹介いたします。

展示会インターパック

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ドイツ デュッセルドルフにて開催される展示会”インターパック”が開催されました。世界中から人が集まる展示会で、製菓製パン機械などが展示されています。
アゼットでは日本の代理店をしている”AWEMA”社と”BRUNNER”社にスタッフが滞在していました。
日本ではなく海外で出会う日本人の方々は何か新鮮さを覚えますね。

ブルーナー社ブースの様子です。
新しいデザインとなるFAM(ドライフルーツほぐし機)も展示、実演しています。
カッターで作るサンプルの並べ方は日本とはまた違った雰囲気ですね。
いつもは横に細長いブースでしたが、今回は正方形に近い形のレイアウトで新鮮でした。
少し新しくマイナーチェンジされたカッターの展示、実演も行なっていました。

ケトルACKシリーズ

実は卓上型チョコレート溶解ケトルACKシリーズも2013年頃から開発されていました。
2014年に初めてプロトタイプを展示会に出展していました。最初のモデルはモーターをケトル上部に搭載したモデルでした。”いかに掃除をシンプルに出来るか”がテーマでした。
上部にモーターを搭載すると、どうしてもモーターが邪魔になりチョコレートの投入が難しくなり、掃除の時も羽根を取り出すのに少し手間が掛かっていました。
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2015年6月の展示会で初めてチョコレート充填機のプロトタイプを出展しましたが、このプロトタイプはチョコレートのケトル機能を併せ持った機械でした。
この機種の開発時にモーターを側面に搭載し、タンク上部をまるまる使えるという機構を採用しました。
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この技術を応用して2015年10月頃には現在とほぼ同じ形のケトルが完成しました。

2016年4月の展示会では更にこれをタッチパネル化し、羽根の反転タイマーや速度調節が見える形で進化したものを出展しました。
2棟式のケトル等のバリエーションも増え、現在に至ります。
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現在も更に使いやすさを追求した卓上型チョコレート溶解ケトルを研究し続けています。

E120の歩み

「E120の歩み」というと随分と堅苦しい雰囲気ですが、展示会にE120を初めて出展した2014年2月のホテルレストランショーから2017年4月現在までの変化を写真で並べてみました。
違いがわかるでしょうか?
実は一番最初”E90”だったんです。そう、コンベア巾が90㎜で今よりも更にコンパクトだったんです。
しかし、オーストラリアの方に「オーストラリアでは一番ちっさいクッキーでも100㎜はあるから、100㎜以上のコンベアじゃないと売れないなぁ」と指摘を受けてコンベア巾120㎜のE120になったのでした。
また、チョコレートの滝を作る”流し箱”も現在のものと形が違い、流せる製品の高さが30㎜ほどだったのです。もうクッキーしか流せない感じでした。
2014年の2月時点ではまだアルミ素材にアルマイト処理もされていませんでした。下写真の下3枚にある紙送りコンベアのプロトタイプです。現モデルとは少し形が違います。


上写真は幻となった”E90”です。下写真は現在のモデル原型となったE120と紙送りコンベアです。

2014年7月から販売開始となりました。この頃にはアルミ素材はアルマイト処理を施したものとなり、製品としてかなり安定しました。
また、クーリングトンネルのプロトタイプも6月の展示会に出展していました。

上写真2枚見比べるとトップヒーターの形も少し違います。左側は販売前のプロトタイプで右側は販売開始時の製品版です。

2015年2月は赤色のカラーバリエーションや更に改良を加えたクーリングトンネルのプロトタイプも出展していました。

同年6月の展示会では現在に近い形のクーリングトンネルのプロトタイプが出展されました。

2016年2月には製品にさらなる安定動作を求め振動部、テールカット部がギア式機構に変更されました。同年6月にはカバーがオプションで販売スタートとなりました。クーリングトンネルも完成していたのですが、出荷が続きデモ機が展示会に間に合わず出展は見送られました。下写真の上3枚は試作カバーでアルミ製フレームです。下2枚は現在販売しているカバーでステンレス製です。

上写真のE120に装着されているカバーはアルミ製ですが、下写真は現在も販売中のステンレス製です。

2017年2月、E120は振動部とテールカット部がプーリー機構の採用で自由にON/OFF、振動量変化が行えるように改良され、名前も新たに「Mark2」とマイナーバージョンアップされました。
また、販売している製品と同じプロトタイプではないクーリングトンネルが出展出来るようになりました。

どうでしょうか、小さいながら様々な改良がされ日々進化しています。