出荷が重なって一度に沢山の出荷前3日間連続テストを行いました。
一度にテストが重なるのは1年ぶりです。
毎年この時期になると出荷日が重なりひどいときは一度に5台同時に連続テストを行ったこともあります。
今回はクーリングトンネルもあり、効率よくテストはできました。
他、新製品のストリンガー(コンベアユニット付き)や780㎜紙送りコンベアなどもありました。
ストリンガーでは色々なパターンの動作をチェックしました。
まだまだ出荷が続きます。今年はさらに出荷が重なりそうですよ。
今回の展示会はアゼットにとって随分と久しぶりに出展した種類の展示会でした。
いつもの雰囲気とは違い、ちょっと専門的な方が多く来場した様に感じました。
ジャパンパックが東ホールで開催されていた事もあり、ジャパンパックへ来た方も開発展へ興味を持ち来場されたのもあり、少し人は多い日がありました。
今回は製品版となったストリンガー、新製品として少し進化したチョコレート溶解ケトル等新しいものが多い出展となり、不安でしたが、好評を頂きました。
ストリンガーはとても綺麗なサンプルが作れました。
エンローバーも非常に安定していて、いつでも綺麗なサンプルやデモを行う事が出来ました。
エンローバー用のカバーは有用で、ストリンガーには装着していませんでしたが、エンローバーは装着していたお陰でコンベアが固まる事もなく、とても良いチョコレートの状態を保つ事が出来ました。
ちょうどアゼットブースのあたりにはクーラーの風が舞い込む場所だった様で、開場すると途端にストリンガーのコンベアが固まり始めました。
全体としていつもとは少し雰囲気の違う展示会でとても興味深いものとなりました。
さて、来年はどうするかなぁ。
弊社にとって今年最後の展示会「食品開発展」へ出展します。
今回は食品関係の開発者向け展示会なので卓上型機械には打ってつけかもしれません。
新しくなったケトルシリーズの10Kgモデルを出展します。
また、販売が開始されたチョコレートストリンガーもデモンストレーションします。
少し長くなった紙送りコンベアを使ってエンローバーのデモンストレーションも行います。
人気の野菜果物カッター「Five」によるデモンストレーションも用意しています。
いずれの機械もご自身でのテストが可能です。食材にご指定がある場合は予めご持参頂ければその食材を使用してテストを行います。
今回の展示会もよろしくお願い致します。
比較的人気が高い小容量の10Kg溶解ケトルの新モデルが展示会に向けて完成しました。
機能的(予防安全装置等)には先の30Kgケトルと同じですが、とてもコンパクトな仕上がりで愛嬌があります。
ケトル内が見える新設された窓の形が30Kgモデルは丸形に対し10Kgモデルは四角くなっています。蓋の面積が小さいので少しでも広く中が見えるようになっています。
もちろん、蓋を開けると羽根は即座に停止します。
以前の同モデルと比べ、羽根がステンレス製に変わり強力になっている他、実は30Kgモデルの紹介では書いていなかったのですが、羽根の回転機構に変化があります。
羽根がスムーズに回転できるように大型ギア部の下に回転リングが取り付けられており、より安定性が増しています。その分機械の面積が広くなっていますが、高さが低くなりました。
やせ型背高だった形が、小太り背低になりました。
是非展示会にお越し頂き、この新しくなった10Kgチョコレート溶解ケトルの実機をご覧いただけると幸いです。
卓上型エンローバーにクーリングトンネルを取り付けると便利なのですが、スペースの制約から紙送りコンベアをご使用の方も沢山いらっしゃいます。
これまで500㎜の長さを標準としていましたが、ご要望が多い少し長めの約800㎜長さのものを製品化しました。
シュッとスリムな印象を受けます。
500㎜のものと比較してみました。
この長さが絶妙に使い易く感じました。
こちらも今後展示会で活躍しますよ。
大きなマイナーチェンジが施されたチョコレート溶解ケトルへさっそくチョコレートをブロックで入れてみたいと思います。今回は30リッターのモデルでテストしています。
1ブロック目(5Kgブロック)
続いて2ブロック目(5Kgブロック)
写真でお分かりになると思いますが、幅はOKですが、高さが少し低いため、ブロックの突き出た部分を割る必要はあります。
30リッターに対して10Kgのチョコレートなのでまだまだ空間があり、まだまだ入りますが、なにぶんチョコレートを沢山在庫していないので放り込むのは10Kgにさせてもらいました。
今回はマイナーチェンジされたチョコレート溶解ケトルの機能について掲載します。
これまで卓上型チョコレート溶解ケトルは「小さい」「リーズナブル」「本格的な湯煎式保温」を売りにしていました。今後はこれに「安全」「安心」を加えての進化が望まれます。
新しく追加された機能
◎温水ジャケットに一定以上の水が入っていないとコントロールパネルに警告ランプが点灯してジャケット内のヒーターが無効になります。
これにより空焚きを防止し、より安全に機械を運用できるようになります。
◎攪拌動作中にケトルの蓋を開けるとコントロールパネルに警告ランプが点灯し、即座に攪拌羽根が止まるようになります。
操作をせずとも蓋を閉めると攪拌が再開されます。(攪拌動作中だった場合)
これにより攪拌羽根の回転に手が巻き込まれるなどの事故を予防してより安全に機械を運用できるようになります。
コントロールパネルです。
蓋を開けた時の警告ランプの様子。
写真では文字がわかりにくいですが、「カバー警告」に赤いランプが点灯しています。
なんとなくお気づきの方もいらっしゃると思いますが、かな漢字まじりの日本語表記です。
以前のモデルではボタン名はありませんでした。
より使いやすく進化しています。
アップデートした既存機能
ワンタッチでの羽根の取り外しはこれまで同様ですが、違いは部品が1つ減り本当に1アクションで羽根が取り外せるようになりました。
また、地味ですが、回転レールを搭載したことにより、よりスムーズに羽根が回転します。
次回は実際にチョコレートをブロックで入れてみたいと思います。
いよいよマイナーチェンジの時期がきました。
今回は30リッター卓上型チョコレート溶解ケトルのマイナーチェンジです。
とりあえず写真です。
これまでのモデルと比べてフットプリント面積は少し大きくなり、高さが低くなりました。
ブロックのチョコレートが入る大きさになりました。
羽根も樹脂製からステンレス製へと変更され、より耐久力が上がりました。
ステンレスに変更された事により、羽根が薄くなったのも大きな変化です。
蓋には窓が設置されて、動作中にケトル内の様子が見えるようになっています。
コントロールパネルがグンと綺麗で見やすくなり、様々な機能が追加されています。
今回は取り急ぎ写真を掲載しました。
次回は新しくなった機能を予定しています。
新しい社屋、工場となったAWEMA社へ訪問し様々な充填テストを行いました。
細かいテスト等の内容は詳しく書けませんが、その他で行った新しいテクノロジーを感じる充填テストの写真です。
一見するとただの板チョコですが、センターが2種類入っています。
ワンショットでこれを実現するのは凄い!の一言です。
究極なまでに薄いシェルのトリュフボールです。
後でエンローバーをするのでできるだけ薄いシェルのワンショットを行います。それにしても薄すぎてびっくりです。
一見小さいチョコレートがいっぱいあるように見えますが、柄の入った板チョコです。
とてもクールですね。もちろんセンターも入っています。
展示会等のデモンストレーションでやっているおなじみのクワトロショットやトリプルショットです。
正直ちょっと見慣れた感はありますが、普通にこれができてしまうところが怖いくらい凄いですね。最新テクノロジーを使えばこんな複雑なことも簡単に実現できるのですね。
他にもテストやロボットでのテストも行いましたが、今回はここまでとさせていただきます。
ありがとうございました。
先日AWEMAへ行ってきました。AWEMAは引っ越して新しい社屋、工場となっています。
とあるお客様に聞いた話なのですが、とある業者さんが「AWEMAは今にも潰れそうで大変だからより小さな工場へ引っ越しをしました。」とても悪意のある嘘の噂を広めているとのことでした。 屑ですね。
そこで、色々とテストなどの用事もあったのでAWEMAの引っ越し先へ赴き実際のところ、”とある業者さん”がとても悪意のある嘘を広めている屑だと判るように写真を撮ってきました。
早速、新社屋を見てみましょう。
新しく設計して建てたという新社屋はとても大きく綺麗でした。一見すると小さく見えるのですが、もう少し近づいてみると大きい事がわかります。
奥行きも長くとても大きな工場です。嘘の噂とは裏腹に「大発展」といったところでしょうか。
早速中に入ってみましょう。事情により今回は研究室のみ写真の許可を頂きました。
研究室でさえ、小型のラインがすっぽりと入りあまりある広さとなっており、ラボテストなども快適に過ごせる空間となっています。
正直これまでのAWEMA社の歴史を感じる社屋と雲泥の差があります。
写真はNGだったのですが、部品置き場や倉庫、生産室等自動化されたハイテク工場になっており近未来な雰囲気を感じました。
結論として、とても悪意のある噂を広めている業者さんは、この凄い発展した工場がうらやましかったのではないかと思います。
次回は実際に行った充填テストの写真を掲載します。
いよいよテストです。
まず、タンクに約1.6Kgのチョコレートを入れてテストです。
ノズルの高さを調節して、チョコレートのポンプによる排出量の調節をします。
今回はポンプ速度を約50%位でチョコレートを排出しました。
Maxにすると線がとても太くなり、模様が綺麗に出ませんでした。
タンクに入れた約1.6Kgのチョコレートがなくなるまでにかかった時間は約1時間ほどでした。
タンクへ満タンチョコレートを入れた場合、約2時間30分ほど使用できると考えられます。
ポンプの排出量によりますが、排出量を減らすともっと時間が持つかもしれませんね。
卓上型ストリンガーのミニスパイラルポンプのモーターについてです。
今回搭載されているモーターは比較的どこでも手に入るDCモーターです。
万一モーターが故障した場合でも簡単に取り換えることができる工夫をしています。
モーターは4つのネジで固定されており、線は2芯+とーが出ています。
線は簡単にワンタッチで外せるので、線を外し、このモーターを固定プレートから外せばすぐに他のモーターに取り換えられます。
少し知識がある方ならもっと強力なモーターに変更したりもできるかもしれませんね。
今回はチョコレート排出補助のスパイラルポンプについてです。
製品版に搭載された小型のミニスパイラルポンプは重要な役割を果たします。
初期はタンクが上部についておりチョコレートが自然に落ちるのだからポンプ装置なんかは必要ないと考えていました。
しかし実際にテストを行うとチョコレートは粘度がある為か、スムーズに流れてくれず、さらにストリンガーの先端が左右に動作するため、ホースが上にあがったりする場面もあり、安定してチョコレートが流れませんでした。
プロトタイプモデルの時にミニスパイラルポンプを搭載するとうまく動作したので、こちらは引き継ぐことになりました。
ただ、プロトタイプの時はかなり小さなモーターで動作させていただのですが、最高速で動作させる必要があったこともあり、今回は少し大きめのモーターを搭載することになりました。
ポンプのスパイラル部も直径が比較的大きな45ミリのものや段数を増やしたもの等数種類作成・試した結果今回のミニスパイラルが決定しました。
さて、今回は前回の続きということで早速、卓上型ストリンガーの細かな部分を見ていきたいと思います。
コントロールパネルの違い
細かいですがコントロールパネルの液晶の向きが操作する人と並行に設置され操作しやすくなりました。
それと、手元電源スイッチが設置されています。この手元電源スイッチがない場合、本体の緊急停止ボタンを押すか、本体につながっているコネクタを抜くかしか電源を切る方法がありませんでしたので結構便利だと考えています。
より大きな通気口を設けたりもしています。
ついに卓上型ストリンガーが発売となりました。
そこでプロトタイプのストリンガーとの違い等を見てみたいと思います。
まず、2017年6月の展示会の時点の写真です。
続いて今回発売されました製品版のストリンガー写真です。
違いはタンクがストリンガー本体と一体構造になり、タンク容量も増えました。
なにより、配線がシンプルになり、本体へ線一本で接続すれば動作が可能になった事が大きいと思います。
タンクも保温がしっかりと行えるようになっており、安定したチョコレート供給が可能になったと考えています。
次回は細かな部分を見ていきたいと思います。
今回はBRUNNER社、海外の展示会の様子をご紹介します。
100年以上の歴史を持つBRUNNER社。海外では非常に知名度が高く、高品質な野菜・果物カッターとして不動の地位を持ちます。
実はこのBRUNNER社、野菜・果物カッターだけでなく、食肉加工機やミンサー、ボールカッターやドライフルーツのセパレーター等数多くの機械を製造、販売しています。
日本で食肉の機械といえば、とても有名な国産の会社が存在し、しかも品質が良いのに価格がとても安いものが多く、マーケッティング上難しいのではという判断で食肉加工機械は大々的には販売しておりません。
その分、野菜・果物カッターに力を入れています。
さて、海外展示会の様子ですが、先に行われたInterPackは先日ご紹介しましたが、今回は別の展示会の様子をご紹介します。
BRUNNERスタッフがとても沢山いらっしゃいます。
サンプルの並べ方も日本とは少し違いますね。迫力があります。
海外の展示会へ行く機会がございましたら是非BRUNNER社のブースへ是非お立ち寄りくださいね。
高性能、350Kg/1時間の能力があるコーヒーグラインダーM8(BRUNNER社)でコメの粉砕をしてコメの粉を作ってみました。
ホッパー容量は約50Kgです。
連続的に粉砕をするのですが、温度の上昇が気になるところです。
本機械には排出口に温度計が設置されていますので、排出中の温度を知ることができます。
今回はコメを20Kg程粉砕してみました。
開始時の温度と終了後の温度です。
ほぼ同じ温度を示しています。
綺麗な米粉ができました。
製品にご興味がある方はこちらをご覧ください。
最近使い捨てで便利なソフトモールド型が流行っています。なかでもトリュフボールを作るのにはとても便利な様です。
トリュフボールは半球を二つ合わせで球体にしているのでうまく合わせる必要があります。
そんな時、このブックフレームがあるととても便利です。
では早速
レボパン(レボリングパン)はエンローバーと同じくチョコレート等をコーティングするのに使用されていますが、エンローバーと違い様々な分野で様々な使い方をされています。
今回はそのレボパンでチョコレートではないものをコーティングすることにしました。
とても綺麗にできたと思いますがどうでしょうか?
製品情報はこちらです。
製品版ストリンガー発売に向けてのテストが行われています。
まずは製品版のストリンガー写真を少し。
展示会でお話ししておりました通り、線1本を本体に接続すると動作します。
今回はポンプの連続動作テストです。
チョコレートタンクには約3.5Kg程チョコレートが入ります。もちろんチョコレートタンクは保温されています。
改良されたポイントとしてはタンクとストリンガーが一体型になった事の他、メンテナンス性がよくなりました。
写真をご覧いただくとわかるのですが、掃除するときに、ポンプ用モーターの線が邪魔です。これをワンタッチで取り外す機構が採用されました。
これにより万一モーターに寿命が来たり壊れたりしてもご自身で簡単に交換ができるようになっています。
展示会のテストモデルから改良したポイントはまだまだありますが、続きは次回にて。
今年のお盆休みは8月11日(金)から8月16日(水)までです。
よろしくお願いします。