ケトルACKシリーズ

実は卓上型チョコレート溶解ケトルACKシリーズも2013年頃から開発されていました。
2014年に初めてプロトタイプを展示会に出展していました。最初のモデルはモーターをケトル上部に搭載したモデルでした。”いかに掃除をシンプルに出来るか”がテーマでした。
上部にモーターを搭載すると、どうしてもモーターが邪魔になりチョコレートの投入が難しくなり、掃除の時も羽根を取り出すのに少し手間が掛かっていました。
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2015年6月の展示会で初めてチョコレート充填機のプロトタイプを出展しましたが、このプロトタイプはチョコレートのケトル機能を併せ持った機械でした。
この機種の開発時にモーターを側面に搭載し、タンク上部をまるまる使えるという機構を採用しました。
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この技術を応用して2015年10月頃には現在とほぼ同じ形のケトルが完成しました。

2016年4月の展示会では更にこれをタッチパネル化し、羽根の反転タイマーや速度調節が見える形で進化したものを出展しました。
2棟式のケトル等のバリエーションも増え、現在に至ります。
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現在も更に使いやすさを追求した卓上型チョコレート溶解ケトルを研究し続けています。

E120の歩み

「E120の歩み」というと随分と堅苦しい雰囲気ですが、展示会にE120を初めて出展した2014年2月のホテルレストランショーから2017年4月現在までの変化を写真で並べてみました。
違いがわかるでしょうか?
実は一番最初”E90”だったんです。そう、コンベア巾が90㎜で今よりも更にコンパクトだったんです。
しかし、オーストラリアの方に「オーストラリアでは一番ちっさいクッキーでも100㎜はあるから、100㎜以上のコンベアじゃないと売れないなぁ」と指摘を受けてコンベア巾120㎜のE120になったのでした。
また、チョコレートの滝を作る”流し箱”も現在のものと形が違い、流せる製品の高さが30㎜ほどだったのです。もうクッキーしか流せない感じでした。
2014年の2月時点ではまだアルミ素材にアルマイト処理もされていませんでした。下写真の下3枚にある紙送りコンベアのプロトタイプです。現モデルとは少し形が違います。


上写真は幻となった”E90”です。下写真は現在のモデル原型となったE120と紙送りコンベアです。

2014年7月から販売開始となりました。この頃にはアルミ素材はアルマイト処理を施したものとなり、製品としてかなり安定しました。
また、クーリングトンネルのプロトタイプも6月の展示会に出展していました。

上写真2枚見比べるとトップヒーターの形も少し違います。左側は販売前のプロトタイプで右側は販売開始時の製品版です。

2015年2月は赤色のカラーバリエーションや更に改良を加えたクーリングトンネルのプロトタイプも出展していました。

同年6月の展示会では現在に近い形のクーリングトンネルのプロトタイプが出展されました。

2016年2月には製品にさらなる安定動作を求め振動部、テールカット部がギア式機構に変更されました。同年6月にはカバーがオプションで販売スタートとなりました。クーリングトンネルも完成していたのですが、出荷が続きデモ機が展示会に間に合わず出展は見送られました。下写真の上3枚は試作カバーでアルミ製フレームです。下2枚は現在販売しているカバーでステンレス製です。

上写真のE120に装着されているカバーはアルミ製ですが、下写真は現在も販売中のステンレス製です。

2017年2月、E120は振動部とテールカット部がプーリー機構の採用で自由にON/OFF、振動量変化が行えるように改良され、名前も新たに「Mark2」とマイナーバージョンアップされました。
また、販売している製品と同じプロトタイプではないクーリングトンネルが出展出来るようになりました。

どうでしょうか、小さいながら様々な改良がされ日々進化しています。

新型オートテンパー

今回出展している機械に新型のオートテンパーがありますが、意外に便利な機能が搭載されています。


テンパリング前、中、終了後の温度をグラフで表示する事ができます。


これによって使うチョコレートの性質を自身で確認できるようになり、とても便利です。

4月12日から展示会へ

4月12日から東京ビッグサイトで展示会へ出展します。
明日は朝から機械の設営を行います。

改良された新型、卓上型チョコレートエンローバーと卓上型のクーリングトンネルでチョコレートを入れてテストします。
その他最新型のチョコレートオートテンパー機も実機を出展します。