卓上型クランチバー成形機ユニット

クランチバー成形システムのクランチバー成形機ユニット部です。

卓上型ではありますが、ホッパーを含めたボディがオールステンレス製ということもあり機械重量はそこそこあります。
コントロールパネルを含め全ての部品は本体から簡単に取り外すことが可能です。
部品を取り外したボディはジャケットヒーター以外全て電気的な部品はなくなりますので、ホースで本体の上から水またはお湯で丸洗いできます。
成形ローラー部や排出コンベア部は個別に外して洗浄することとなります。
分解ビデオなどは後日投稿します。

弊社でテストを何度か行なったところ、うまく成形できるポイントとしては温度管理(適切な温度帯を使用する)が一番重要と考えられます。
温度が高すぎてチョコレートがシャバシャバだと成形時にチョコレートが流れてしまうし、温度が低すぎるとローラーにうまくチョコレートが入っていきませんでした。

粒が小さめのクランチ生地で成形した写真です。
粒が大きめのクランチ生地で成形した写真です。

成形時にチョコレートと混ぜる粒に関してですが、小さな粒ですと四角い形となり、大きな粒ですと四角さは減ります。
これらは好みにより変わることだと思われますので、どちらが良いとは言えません。
また、成形ーカット後にエンローバーでチョコレートをかける事例も多いと思われますので、商品コンセプトに合わせた対応を考えることになると思います。

面白い機能としましては、成形ローラーは正回転(生地を送り出す方向)と逆回転のどちらも可能になっています。
通常逆回転は必要ないのですが、何か目詰まり的なことが起こった場合、逆回転すれば解消されることもありますので活用できるかもしれません。

設定できる項目としては、成形ローラーの回転速度、排出コンベアの速度、湯煎温度となります。
成形ローラーの回転速度と排出コンベアの速度は非同期ですので、少々調節が必要になりますが、細かな製品の出来栄えを調節できることから有用なのではないかと考えています。