新しいストリンガー3

2ノズルホルダーにチョコレートを流すテストをしました。
2nozzles2
ポンプの吐出量は3ノズルが100%でしたが、2ノズルは80%で大丈夫なようです。
ただ、振幅動作をとても激しくした場合はやはり90%、100%にした方が綺麗になります。
今回面白い事に気が付いたのが、このシステムではノズル部に軽くチョコレートの圧が掛かっている為、ポンプを留めるとピタッとチョコレートが止まります。
当たり前といえば当たり前なのですが、ノズルホルダーの中は空気がない状態なのです。

2nozzles
是非ホテルレストランショーで実機動作をご確認下さい。

新しいストリンガー2

今回は前回作った3ノズルホルダーを使って実際にチョコレートが流れ出るのかテストします。
早速。
3nozzles
感動です。綺麗にでました。
ただ、ポンプは最大吐出量に設定しないと苦しいですね。
ホルダーにはポリカーボネート製のカバーを取り付けています。
外すことは簡単にできますが、部屋の暖房の風が当たってチョコレートがまっすぐに落ちてくれなかったため取り付けました。
3nozzles2
既に40時間程ポンプ、振幅、コンベアを連続動作させています。
室温をある程度保つために帰宅時も工場の暖房は28度設定で入れっぱなしです。
朝ノズルが詰まっていないかドキドキしていましたが、大丈夫でした。
今度は2ノズルもテストしてみます。

新しいストリンガー

いよいよ2月19日から始まるホテルレストランショー2019では新しいストリンガー「AES240」を出展します。
このAES240は現行モデルAES100との分かり易い違いとして、コンベア巾が120ミリから240ミリへと大幅に拡張されました。
そして弊社独自開発のチョコレートポンプにあります。

現行モデルでは自重にて落ちるチョコレートの補助としてミニポンプを取付けていましたが、ロスしたチョコレートの回収はユーザー様ご自身で行わなければならず、少し手間でした。
新モデルではロスしたチョコレートは自動的にポンプでくみ上げられて再度使用されるので手間が大きく省けます。

さて、今回はコンベア巾が広がったこととポンプによる汲み上げによりご要望の沢山あった多ノズルを実現できました。
ノズルホルダーはこちらです。
holder
写真は試作段階の3ノズルのものですが、かなり雰囲気がいいです。
ただ、流す商品の大きさによりますが、単純に考えると240ミリのベルト巾で3ノズルだとノズルの可動範囲が80ミリとなります。4ノズルだと60ミリとなり、ノズルの数が増えるとノズル可動範囲が狭くなります。機械の動作は1ノズル同様に動作可能ですが、互いのノズルから出てくるチョコレートが商品の上で交差すると考えられます。

そうすると2ノズル位がそこそこ大きな商品でも2列流せるということになりますね。
4ノズルだと60ミリ以下の商品で4列流せ生産性が上がりますね。
次回は実際にチョコレートをだしてホルダーのテストを行います。

いよいよ新しい製品が発表されます。

いよいよ今年の第一弾、弊社オリジナル製品のアップデートがあります。
2月の展示会「ホテルレストランショー2019」にて新しい卓上型チョコレートストリンガーが発表されます。
AES240
現行モデルAES100はコンベア巾が120㎜でしたが、新しいモデルは240㎜巾と2倍のコンベア巾に拡張されました。
より大きな製品への線描きに対応します。
本製品よりチョコレートは循環式になり、効率的なチョコレートの線描きを実現します。
コントロール部には美しい液晶タッチパネルLCDを搭載し、より分かり易い操作を目指しました。コンベアの取付け、ポンプの取付け等工具を必要とせず手で簡単に着脱が可能になっています。

詳しい情報は後日掲載いたします。

新しいチョコレートポンプを搭載する製品

新しいチョコレートポンプを搭載する機械の第一弾は卓上型チョコレートストリンガーです。
メリットはタンクのチョコレートが循環することにあります。

ストリンガーはチョコレートの消費量が比較的少ないので、循環式にすると一度タンクにチョコレートを入れると結構長い時間使うことが可能です。
これにより、ストリンガーを使うストレスがかなり減るのではないかと考えています。
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新しいチョコレートポンプ

昨年から時々、当ブログにも書いていた弊社オリジナルのチョコレートポンプがいよいよ完成し、24時間の稼働テストも行いました。
結果は良好でした。
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室温は27度程の環境で50度前後のチョコレート温度にて連続稼働させていました。
これまで、チョコレートのポンプといえば洗浄がめんどくさい、難しい等課題が沢山ありましたが、この弊社オリジナルのポンプはこれらの課題をかなり解消させています。

チョコレート流し箱加工

卓上型チョコレートエンローバーのチョコレート流し箱(滝をつくるやつ)の加工がはじまっています。
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削りだしで作っている為、時間がとても掛かります。穴加工後にポケット状の加工を行った後の様子です。
ここから形を削っていきます。
naga02
細いエンドミルでの加工ですので時間が掛かりますね。

E120 XSPのコンベア最終仕様について

卓上型チョコレートエンローバーE120 XSPの試作機が6月の展示会FOOMAで出品されました。その次の10月の展示会 東京パックでは細かな仕様変更がされてより使い易くなりました。
その時に出展されたエンローバーのコンベアと出荷される製品のコンベアはわずかに違いがあります。
FOOMAではいたってシンプルな作りのコンベアになっており、製品の投入コンベアは後ろのメインコンベアの動力をもって動作していました。(正確に言うとメインコンベアのコンベアで動作していました)
しかし、これは安定性がなく、ちょっとした組み立ての違いで投入コンベアが動かなくなってしまいました。
そこで、東京パックの時にはメインコンベアの駆動ギア部からギアにて投入コンベアを動かすように仕様が変更されていました。安定してよかったのですが、チョコレートがギアを伝って投入コンベアの部分からぽたぽたと落ちてしまいました。
これを解決するために、ギアを途中からコンベアの正面に移して駆動させることになりました。
コンベアの見た目はそれ程変わりませんが、わずかに違いがあります。
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この写真に見えるギアは実際にコンベアが動作している時に触れる事はできない作りになっています。
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こうしてみると随分多くのギアが使用されていますね。
いよいよもうすぐ出荷が始まります。楽しみにお待ちください。

流し箱テスト

今回、少し特殊な流し箱をテストしてみました。
特殊といっても形は従来のものとほとんど変わらないのですが、大きな違いはチョコレートではなく、水を流すテストです。
従来の流し箱では滝にならないだけでなく、水も箱に殆ど溜まることがありませんでした。
テストしたものは穴3つだけを開けて水を流すものですが、結構難しかったです。
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最終的には上手く3つの穴から綺麗に出てきました。
test2
この後、穴を5個、10個と増やしましたが、真水ではやはり上手くいかず、少しだけ粘度を上げるととてもスムーズに流すことができました。

E-120 XSP 生産中7

ようやくコントロールパネルの文字入れが終わりました。
少し浮き上がった文字は結構手間が掛かります。
paneMoji2
本体に取り付けるとこんな感じです。
CpaneMoji
これでは判らないですね。。。
でも製品版に採用された新しいデザインのパネルはほんの少しですが恰好よくなりました。

E-120 XSP 生産中3

前回に続き新型のE-120XSP初期ロット分です。
アルマイト処理前の状態で、前回は軽くヤスリをかけたものでしたが、今回はそれにブラスト処理を行いました。
表面は少しざらついた雰囲気ですが、触ると案外ざらついていません。
Cpane3
というのも、ブラスト処理を行った後、アルマイト前に少しだけ特殊溶液で表面を溶かしているからです。
Cpane4
文字を入れる場合、表面がざらついていると上手くいかない事が多いので、表面を少し滑らかに仕上げています。

E-120 XSP 生産中2

新型の卓上型チョコレートエンローバーは日々予約が増えていっています。
発売は11月なのですが、今から生産していても危ない感じですね。
1ロット大体10~12台の量ですが、今回はその最初の1ロット目です。

Cpane1
写真は加工直後で軽いヤスリしかしていない状態です。
この後、表面処理を行います。
よくよく見ると、試作機とは少しだけデザインが変わっていますね。
楽しみです。

新しくなった拡張コネクタボックス

卓上型チョコレートエンローバー「E-120」全機種用拡張コネクタボックスの形がリニューアルされました。
これまで家の形のようなものでしたが、今回より少ししっかりとした弁当箱型となりました。
少しだけですが耐水性もあります。
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製品ラインナップが全体的にしっかりとした作りになってきています。

軽くて強いものへ

現在、既存製品の設計見直しも行っています。
より頑丈に、より正確な製品になるよう心掛けています。
それに伴いパーツなどもリニューアル中です。
写真は樹脂部品の加工の様子です。

まず試作にてテストを行い、長時間の連続稼働テストを行いOKがでたら量産に入ります。
金属と樹脂の良い処をそれぞれ合わせた軽くて強いものを目指します。

SuperMicro E120S???

写真は過去に試作したタッチ液晶を搭載した卓上型エンローバーです。
E120S
チョコレートはポンプにて汲み上げる方式で、ブロワーを本体内部に収めたものです。
コンパクトでカッコいいデザインでしたが、ポンプの使い勝手が悪く、洗浄がひと手間なのでNGとなりました。

今では幻の機種E120S、新しいE120XSPに比べるとデザインが少し古く感じますね。

現在もポンプ式を研究開発中ですが、あくまで洗浄が簡単、組み立てやバラシが楽にできないと実用化という意味ではOKがでません。
研究中のものはワンタッチ取り外し、丸洗い洗浄ができるようなものです。
実用化が見えましたらご紹介します。

新しいブロワー開発へ02

前回に続き今度は小型ブロワーのノズルを作ります。
とりあえず形を見る試作なので手近な3Dプリンターで作ります。
即席に形を見るのに3Dプリンターは便利ですね。
では早速。

積層方式のプリンターなので少し団ができますが、それでも綺麗ですよ。
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徐々に積み上がってきました。
いよいよ完成です。
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大体形はこんな感じかなと思って作り、テストしたのですが、ノズルの形状が良くなかったため、風量がかなり落ちました。
失敗です。
もう一度違う形のノズルをテストしたいと思います。
また、近々テスト結果をお知らせしたいと思います。