Super Micro E240

卓上型チョコレート・エンローバーE240の発売が少し遅れております。
お待ちいただいております方々には大変申し訳ございません。
発売前になり、ポンプの安定性をより強化する為、モーターを一回り大きなものへと変更になりました。
ようやくテストが開始されております。
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仕様を変更したのは、粘度の高いチョコレートでも安定して動作する事が大切だと考えたからでした。
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発売までもう少しです!
今しばらくお待ちください。

ストリンガーでフォンダンができる!?

最近いよいよストリンガーの本格的な販売が開始されたのですが、フォンダンで線描きを行いたいというご要望が大変多く、色々と試行錯誤しましたがついに日の目を見る事が出来そうです。
今回、少し少なめのフォンダンです。タンクの3分の1位の量です。
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ポンプを回転させると
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見事にノズルから出ました。
早速、コンベアを取付けて、サンプルを流してみます。
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比較的綺麗に線描きができたと思います。
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食品開発展 設営日

いよいよ明日から食品開発展がはじまります。
今日は機械の設営をしています。明日から使用するチョコレートを用意しています。
早めに機械が到着したので、早速ケトルのジャケットへ水を入れて50度まで温度を上げました。

1時間ほどで温度が上がったのでストリンガーに使うホワイトのチョコレート入れました。
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数分待っているとチョコレートの表面が溶け始めたので攪拌を回し始めました。

約30分ほどでかなり溶けました。
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さらに30分ほど待っていると完全に溶けていました。
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同時にエンローバーへもチョコレートを入れて溶かしました。

冷却機3機版クーリングトンネルです。

現在、冷却機3機版の2mクーリングトンネルをテスト動作中です。
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このクーリングトンネルは卓上型チョコレートエンローバーと接続させずに動作できる単独動作バージョンです。
コンベアの動作ON/OFF、速度調節も搭載しています。
コントローラーには現在のトンネル内温度を表示します。
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AES240ストリンガーテスト

新しいノズルができたので、早速製品へテストしてみました。
太い線、中ぐらい、細い線等色々としました。

太い線です。かなり迫力があります。
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中ぐらいの線と細い線です。安定しています。
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細い線です。ちょっと細すぎかもしれませんね。
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チョコレートストリンガーAES240テスト

現在、卓上型チョコレートストリンガーAES240の色々なテストを行っています。
展示会中にノズルをもっと太くできないか? チョコレート以外の材料でも使えないか?等様々なご質問があり、一つずつテストしていくことにしています。
第一弾はノズルを太くするものです。
可能性として、現在内径15ミリのホースでチョコレートを排出するテストをしてみました。
それと同時にホワイトチョコレート(クリーム色)でのテストも行ってみました。

この、ホワイトチョコレートは融点が高いものの様で40度ではなかなか溶けない感じで55度位でようやく溶け始める感じでした。

ストリンガーへ入れてみるとホースを太くしているにも関わらずなかなか排出されません。
White240_a
写真を見ての通り、ボトッ、ボトッという感じです。
とても固いです。
White240_B
しばらくしてから、今度は約1.5Kg程度スイートチョコレートを混ぜてみました。
Brown240_B
すると、驚くことに滑らかにスムーズにチョコレートが排出されました。
Brown240_a
今回のテストで判るようにチョコレートと一概にいっても様々な種類がありますので必ず事前テストは必要ですね。
ホース内径15ミリは少し太すぎたので次回は内径10ミリにてテストしてみます。

Super Micro E240 卓上型チョコレートエンローバー(7)

新しく発表された卓上型チョコレート・エンローバーE240について投稿してきました。
現在まだ試作機である為、細かい変更、改良が加えられる予定です。

写真はE240コントロールパネル部
controlP
既に長時間連続稼働、耐久、その他含めテストしていますが、既にポンプ部等改良の予定となっています。見た目にあまり変化が見えない地味な部分ではありますが、それに伴い、コントロールパネル部周辺のデザインも変わる予定です。

弊社が最大限注意をはらっている部分は安定性です。業務で使用される想定の機械ですので過酷な使用状況にも耐えうる製品でなければならないと考えていますのでテストにテストを重ねています。

製品版までもう少し時間が掛かりますが、今しばらく楽しみにお待ちください。
きっと皆さまが満足できる素晴らしい製品になると考えています。

Super Micro E240 卓上型チョコレートエンローバー(6)

「コンベア巾が2倍の240ミリになったといわれても実際どれくらい差があるのかわかりにくい」という声にお応えしてみます。

下写真左が120ミリ巾のコンベアで右が240ミリ巾のコンベアです。
ConpeConv
単純に2倍ですが、例えば60ミリのクッキーを流したとすると
120ミリ巾では、60ミリx2枚=120ミリで2列流せそうですが、クッキー同士がぶつかると上手くチョコレートを掛けられないので、一度に1枚、1列ずつ流すことになります。

240ミリ巾では、60ミリx4枚=240ミリで4列流せそうですが、これもクッキー同士ぶつかることを避けるため離しますが、60ミリx3枚=180ミリで一度に3枚、3列ずつ流すことができるようになります。
ですので、60ミリのクッキーを流すのであれば3倍の能力が発揮されることになります。
コンベアの寸法は2倍ですが、生産能力は3倍になったということになります。

Super Micro E240 卓上型チョコレートエンローバー(5)

コンベアの巾が120ミリから240ミリへ変わった事からブロワー等も影響があります。
E120XSPで使っていたブロワーはダブルファンにより強力で風量が多い、それでいてコンパクトなものでした。
しかし240ミリ巾で同じものを使うと風量が足りなくなってしまいますので、今度はダブルファンを2基直列に搭載しました。単純に2倍の能力となります。
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とてもコンパクトです。
ブロワーの上下機構もE120XSPで好評だったものを使用しています。

Super Micro E240 卓上型チョコレートエンローバー(4)

今回発表された卓上型チョコレート・エンローバーE240でE120XSPから新たに追加された改良点で特徴があるのはボトマー機構です。

チョコレートを全掛けしたり、底掛けしたときにチョコレートを沢山溜めていてもどうして上手く掛からない個所があったりすることがあります。
何とかそれを解消できないか考えており、それが今回開発の重要ポイントの一つでもありました。
そこで、コンベアが動作するとボトマーロールというローラーが一緒に回転し、コンベア内側の下方で溜めたチョコレートをかき上げて商品の底面へ”塗る”動作を行うものを追加しました。
もちろん従来からあるチョコレートの滝の下にあるチョコレートの為も付いています。
botmommerE240
写真では見えにくいのですが、丸い白いローラーの下にチョコレートの溜めがあります。
底にチョコレートをつけたくない時はチョコレートの溜めを外すことができます。

地味なのですが少しでも確実にチョコレートをつけれるよう努力しています。
チョコレートの質、粘度、種類により100%ではないかもしれませんが、少しでも確実性を求めました。

Super Micro E240 卓上型チョコレートエンローバー(3)

展示会「FOOMA JAPAN2019」で新しく発表された卓上型チョコレート・エンローバーE240について3回目の投稿です。

1回目はE120XSPとE240の寸法などの比較をしました。
2回目はチョコレートタンクの形状、チョコレートの汲み上げ方式について投稿しました。
今回はE240の特徴ともいえるコンポジットフレームについてです。

E240の開発にあたり、とても重要視したのは”手軽さ”でした。
コンベア巾が180ミリ以上ある既存のエンローバーはとてもがっちりして堅牢ですが、その分とても重く、機械洗浄時ネットコンベアを本体から外す時等とてもめんどくさくなって嫌になってしまいます。
そこで出来るだけ軽くそして頑丈なコンベアを目指しました。

ステンレスは丈夫ですが、とても重いです。
樹脂は軽いのですが、ステンレス程の堅牢さに不安があります。
2ミリ厚のステンレス板はとても丈夫ですので、それぞれ素材の良さを活かし2ミリのステンレスで骨格を作り10ミリ厚の樹脂でフレームを作り、組み合わせる事で軽さと強さを実現しました。
写真は2ミリのステンレスを10ミリの樹脂に組み込んだコンポジットフレームです。
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下写真はフレームの強度テストをしていた時の写真です。※製品のものとは少し形状が異なります。
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実はこのコンポジットフレームは既にE120XSP用の紙送りコンベアで使用していました。
紙送りコンベアはあまり力が掛からない為、ステンレスではなく5ミリのアルミニウム骨格と10ミリの樹脂フレームでの組み合わせでした。

過去のブログに掲載していたかもしれませんが、最初は紙送りコンベアのボディは全てアルミニウムで構成されていました。その後、力がかかる部分のみをアルミニウムとしてフレームは樹脂へと変更されました。
しかし、樹脂のみのフレームではやはり強度に不安があった為、ボディの樹脂フレームにアルミニウムで構成した骨格を組み込むようになりました。

意外とこのコンポジットフレームの考え方は昔から実践していました。