E120XSPの魅力1 外観

今回発表された新型の卓上型チョコレート・エンローバーの魅力を書いていきたいと思います。
まず、見た目が大きく変わりました。
本体の寸法は現行モデルとほぼ同じ大きさ、むしろ奥行きが5ミリ程大きくなっているとの事ですが、見た感じ全体的にコンパクトに収まっています。

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※新しく発表された卓上型チョコレートエンローバー「E120 XSP」

これはオプション類(ブロワーやトップヒーター)の取り付け方法が変わり、それに伴ってカバーが小さくなった事が要因です。
コントロールパネルの配置が前面から上に配置されるようになった為、カバーの外にボタンがあり、いつでもボタンを操作できるようになりました。

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※写真は現行モデル「E120 mark2」

目立つ変更としてはコンベアの長さがあります。これまでコンベアはカバーの中に収まるように設計されていましたが、「商品の投入が難しい」「別のコンベアから商品の投入を行いたい」と言った声が多くあり、今回コンベアの変更を行いました。
写真では判りにくいのですが、コンベアを長くすると、どうしてもチョコレートがコンベアを伝って本体の外に伸びているコンベアを汚してしまい、そのチョコレートが成長するとコンベアの下辺りがベトベトになってしまいます。
難しいところでしたが、新しく開発した機構では本体内部で動作しているコンベアと本体外側で動作しているコンベアは完全に切り離され、上記問題を解決しました。

卓上型機は通常の大きな機械とは違い店先のデモンストレーション等「見せる、魅せる」要素も出てきますので、機械のデザインはできるだけカッコよくしなければいけません。
それでいて機能性も大切になりますので、なかなか難しい部分がありました。

現行モデルでは、小さいのに何か大きい感じがしたマイナス部分が多くありましたが、今回それらネガティブな部分をやっと解消できたと考えています。

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※カバーの外に伸びたコンベアは綺麗なままで、カバー内のコンベアと完全に切り離されている事がわかる。

操作ボタン位置なのですが、機械の上部に持ってくると「押しにくくなるのでは?」とか「今までの操作感覚が変わってしまう」等、社内で色々と意見がありましたが、実際試作を作ると「小さい機械なので基本的に卓上に置いても操作パネルの文字もボタンも見えるなぁ」ということでGOサインが出ました。

次回に続く